第2回合不合
テスト前、いつになく勉強をしていたさくらちゃんでしたが、
歴史の知識はボロボロ、人体はグチャグチャ。
授業中に先生が言っていた小話は大変良く覚えているのに、
テキストに載っている重要項目は頭から抜け落ちています。
ああ、、、。
合不合もきっとろくでもない結果に終わるに違いない。
と、私はだんだん準備ができてきました。
さくらちゃんの勉強が偏っているし、時間も足りていないので仕方ありません。
現実を受け止めるべく、会場へと送り出しました。
このご時世に会場を貸してくれる学校もあるのだな。
できれば受けたくも通いたくもないけど、もしかしたら受けたり通ったりするかもしれない学校で受験しました。
テストが終わってでてきたさくらちゃんは、
悲壮な顔をしていました。
非常に暗い。
ひとことも発することはないので、
二人で黙々と歩きました。
帰りにお昼を食べてのんびりしていたら、
NNが2時半だと私は思っていたら2時だったらしく、数分遅刻してしまった。
NNのあと、夕食後に
「さあ、国語の直しをしちゃおう。どうせ全文読まなきゃいけないからね」
と私は結果を見る前の心の準備としてどの程度悪そうか見ておきたかったのですが
「いや、これやる」とNNの続きをすると言い張るのです。
そして河川だけ埋めてふらふらいなくなる。
直ししたあとまた質問したら同じように間違えている。
つまり勉強の甲斐ナシっていう。