おめでとう
ワクワクの本日を迎えました。
さくらちゃんは制服の採寸をしてもらって、試着をして、大きめの上着を着て
「かわいい(^^♪似合うよ(^^♪」と私とお店の人に言われてご機嫌。
靴を試着したり、カバンを購入したり、体操服の採寸をしてもらったり。
「あの観覧車に乗りたいな」
さくらちゃんがそういったのは、NNオープンを受けた帰りだったような気がします。
「そうだね、合格したら、乗ろうね」
さくらちゃんは、合格して観覧車に乗りたいと、毎週末電車から観覧車を見ながらNNに通いました。
合格可能性は30%から80%までさまざまで、もうどうなるかわかりませんでした。
当日の手ごたえは最悪。
絶望的だったさくらちゃん。
「どうでもいい」「なんでもいい」しか言わなかった2月1日、2月2日。
不合格覚悟で開いた受験結果は、合格でした。
今日は、夢だった、制服採寸のあと観覧車に乗りました。
観覧車から見る景色は都会のごちゃごちゃした世界。
さくらちゃんはにこにことても楽しそうでした。
合格と不合格をわけるものが何なのかはわかりません。
最後まで、会心の出来はなかったさくらちゃん。
第1志望合格、おめでとう。
準備講座
受験が終わったさくらちゃんは、中1準備講座に通い始めた。
一気に暇になってしまったのと、塾のお友達と落ち着いた状態でまたもう少し一緒の教室で勉強したいという気持ちもあって。
「数学になったよ。新しいことを習ったのは一年ぶりだよ」
と嬉しそうに新しい勉強について話してくれるさくらちゃん。
授業は短いのでお迎えに行かなくてもいいし、軽そうなカバンで塾へと向かいます。
「学校がすごく忙しいんだよ」
と休んでいた間にほかの子たちがやったことを一気に仕上げていっている様子。
未完成の作品も持ち帰り、「この後休んだから出来上がってないんだ」と家庭科の作品は中途半端だったらしい。
卒業前のあれこれに急に取り組みだしたさくらちゃん。
学校が面倒だという気持ちもなくなった様子。
ピアノも弾き始めた。
けん玉にもチャレンジ。
「けん玉もピアノもすごく楽しい(^^♪」とにこにこしている。
12月から、寂しいんだかなんだか、何かと涙が出ていた私は、
今は全く寂しくもなんともない。
ただ、受験を迎えることが、結果と向き合うことが、不安だっただけみたいで、
そういうことだったんだな、と思う。
親子ともに張り詰めていたんだなあ、、
と終わってようやく気付き、多分いまの感じが、本来の私たちの日常なんだと思います。
2月の週末
あの、非常に苦痛だった週末から一週間。
たった一週間しかたっていないなんて信じられない。
張り詰めた緊張感っだった。
さくらちゃんは、ようやくゆっくりと眠れる週末を過ごしている。
起きなくていい。
あれしなくちゃ、これしなくちゃというのがない。
いや、さくらちゃんがそのような気持になったのは、せいぜい11月なので本当に短いと思う。きっと5年生ぐらいからもっと努力していた子たちはいっぱいいるはずだと思う。
「まま、明日はパパと出かけていい?もう無理」
と暇を持て余すようになったさくらちゃん。
今日は家族4人で出かけた。(さくらちゃんは一人っ子ではない)
家族で出かけるのは多分1年ぶりだと思う。
受験がおわり、さくらちゃんは、優しくなって、幼さが戻った。
ほとんど口をきかなくなっていたパパとも話すようになった。
さくらちゃんは、とてもがんばっていたのだとやっとわかった。
ものすごいストレスと戦っていたんだな。
自立して、きついことを言うようになって、反抗期や成長なのだと思っていたけど、さくらちゃんは必死に頑張っていただけだったんだ。
毎日、さくらちゃんと一緒にご飯が食べられる。
塾弁を作った日々もまたよかったけれど、毎日一緒にご飯を食べるのはうれしい。
2月2日
さくらちゃんは、今日も堅い表情です。
乗り換えや駅の混雑を考慮して、早めに会場に向かいました。
基本的に、無言です。
到着順に、試験開始時刻、終了時刻が3グループに分けられます。
トイレの混雑などを防ぐためでしょう。
しかし、わが子が何時のグループなのかわかりません。
お迎えには一番早い時間に行くしかないのです。
送り出すときに、言いました
「さくらちゃん、笑って。」
さくらちゃんは
「嫌だよ」と言いました(/_;)
つらい待ち時間。
職場に書類を提出に行きました。
早く着きすぎて時間つぶしに困りました。
お迎えは案の定大混雑。
さくらちゃんは、きょろきょろしながら出てきました。
試験については何も言いません。
これは、できていないに違いありません。
とりあえず、家の近所まで戻ることにしました。
さくらちゃんは電車の中でも無言。
そしてうとうとと眠りました。
「お昼ご飯何食べたい?」
「なんでもいい」
とても機嫌が悪いです。
いつも行くような気に入っているお店で食べると、二度と行きたくなくなるかもしれない。
発表まで時間をつぶせるような少しゆとりがあるお店がいい。
いろいろ考えて、2年ぶりぐらいのレストランに入りました。
さくらちゃんはドリアを食べました。
そして、2時まで待ちました。
地獄のような時間でした。
だめならだめで早く教えてほしい。
この宙ぶらりんな絶望を抱えた時間が耐えられない。
本を読んでも全く頭に入りません。
2月1日
2月1日。
さくらちゃんは、朝からなかなかすっきり動きません。
いつものことです。
お気に入りの朝ごはんであるぜんざいを食べて、面接はなくても勝負服を着て、荷物を確認して、出かけました。
駅ではどこかの路線が止まっているんだか遅延しているんだか、代行輸送はありませんという放送が流れ、私たちが乗る電車ではないものの、早く行ってしまってほうがよさそうな気がして、次の電車に乗るはずが、一本早いものに乗りました。
緊急事態宣言によって、乗客はそんなに多くなかったのですが、一本待たなかったのでさくらちゃんとは一つ離れた席に座りました。
相変わらずさくらちゃんは、何かを見直したりするでもなく、何を考えているのでしょうか、まったくわかりません。
水道橋で降りると雨が。
慌てて駅のnewdaysで傘を買いました。
そして、私は折り畳み傘を持ってきたことを思い出す(*_*)
さくらちゃんにコンビニの大きな傘を渡して、私が折り畳みの小さな傘をさして、坂を上がっていきました。
入場するときに、傘を交換して、さくらちゃんに小さく折りたたんだ傘を渡しました。
今年はコロナで一度も訪れることがなかった志望校。
久しぶりにくると、ものすごく、素敵でした。
さくらちゃんは、「楽しい問題だといいな」と入っていきました。
さくらちゃんを見送ったあと、近くの金毘羅さんをお参りしました。
とても雰囲気のよい、小さな神社です。
数時間が経過し、お迎え。
さくらちゃんは、「問題の表紙がNNと違った」とどう違ったかを語り、
その後電車では眠ってしまいました。
「簡単だった」と笑顔で話してくれた埼玉と全然違います。
非常に、疲れていて、とても、機嫌が悪い。
お昼ご飯も、なんでもいいというので、私の希望でラーメンを食べました。
さくらちゃんは、算数がとても難しかったと言いました。
家に帰っても、疲労と不機嫌は変わらず。
夜寝る前には、記述面接は時間が短くて、結論まで書く前に終了になったと言いました。
前日
金曜、土曜、日曜は自宅学習。
さくらちゃんは最後まで社会をやり続けるように言われています。
社会のプリントを広げてはいるけれど、明らかに集中できていないさくらちゃん。
ぜんぜん勉強になっていないのでは?
今までにできの悪かった土特の算数をやり直そう、
そういってやってみても、やっぱりできない。
ああ、なんだか、焦るばかりで何もいいことがない。
勉強をしなくてはならないけど、
たいして勉強にならず、
ほかのことは手につかず、
ひたすら耐えるのみの苦痛な最後の週末。
ああ、これが明日もかとおもうと耐えられない気持ちになった土曜日。
日曜日。
これが入試前最後の一日。
土曜と一変し、なんだかおだやかな気持ちに。
もうきっと合否は決まっている。
力を発揮できるか、できないか。
いまから知識を増やすとかではない。
さくらちゃんが勉強している部屋を見に行くことも、これやった?あれどうなった?
とも一切聞かずに、チーズケーキを焼いて、一緒に食べました。
食べていたら先生から電話がかかってきて
「もし今時間を測って問題を解いているようなら改めます」
といわれ、
「あ、ケーキ食べてます(ToT)/~~~」
録画しておいた「家を売る女」を一緒にみたり。
18時には勉強は終了するように言われていたさくらちゃん。
最後まで必死で理社をやり込め!という言葉は守れなくても、
18時終了はきっちり守って、緊張の中、眠れたんだか眠れなかったんだか。。。
最後の授業
さくらちゃんは、最後の塾の授業へと出かけました。
雪が降っていて、とても寒いです。
2月1日からは数日晴れそうです。
ずっと毎日晴れているわけはありませんから、今日の雪なのはいいのかもしれません。
昨日は、梅校の過去問に取り組みました。
やっぱり、合格最低点には、届きませんでした。
取れる算数の問題が3から4問間違えているのです。
それがなければ、合格できそうです。
でもやっぱり、不合格点なのです。
第2志望の梅校からあきらめることになりそうです。
第1志望より遠いとは。。。
そんな併願ある?
楓校に通うイメージを、来週の連戦連敗のイメージを、頭に刻んでいます。
さくらちゃんには、NNの問題を再度やるようにと、あさから半分ぐらいは休憩しつつも、なんとか取り組んでいました。
さくらちゃん、一度間違えた問題は、また間違えているようです。
成長がみられないのか(>_<)
昨夜、またしても夢を見ました。
入試前日ぐらいから、さくらちゃんが熱を出すのです。
PCRを受けに行くべきかどうか、なんとか熱を冷まして受験できないだろうかと
焦る気持ちと、
ここであきらめたら高校受験に切り替えられるという気持ちがわいていました。
夢なのに、なんと黒い性格なんでしょう。
塾も、終わりなんだな。